ライブ、舞台、スポーツ観戦…。
「推し活」は人生の楽しみであり、生きがいになる力を持っています。
でも、障がいがあると「現地参戦は難しいかも」と不安になることも。
実は、多くの障がい当事者が自分なりの工夫で“推し活”を楽しんでいます!
このページでは、身体障がい・発達障がい・聴覚や視覚に障がいがある方が、無理なく安全に推し活を楽しめるようなアイデアや工夫を紹介します。
【現地参戦は可能?】障がいがあっても参加できる?

会場には「障がい者向けのサポート」が意外とある
多くのイベント会場では、車いす席・介助者同行のチケット・筆談サポート・誘導サポートなどの配慮が用意されています。
利用方法は公式サイトに記載されていることが多いので、チケットを取る前に問い合わせてみることが大切です。
ある女性の体験談
「私は電動車いすを使っていますが、アリーナ席の専用スペースで参戦できました。スタッフの人がとても親切で、グッズ購入も手伝ってくれました!」
【事前準備】安心して現地へ行くためのポイント

チケットは「障がい者対応情報」をチェック
障がい者対応のチケットは、一般販売と別枠になっていることもあります。
・事前登録制
・同行者の情報提出が必要
・専用電話での申し込みのみ可 など
→早めの行動が安心!
体調と相談しながらスケジュール調整
「当日急に体調を崩したら…」という不安もありますよね。
そんな時は、
- 朝からの外出を避ける
- 無理せず座って待機できるプランを立てる
- 前日から十分に睡眠をとる
など、“自分のペース”で行動できるよう準備をしましょう。
アクセス方法・バリアフリールートの確認
電車・バス・タクシーを使う場合でも、「エレベーターの場所」「会場入り口までの距離」「段差の有無」はチェック必須!
Googleマップや、会場の公式ページ、バリアフリー情報アプリ(例:WheeLog!)などが役立ちます。
【当日】障がいがあっても“最高の時間”を楽しむコツ

スタッフに不安や希望を伝える
現地では、スタッフに遠慮せずサポートをお願いしましょう。
- 移動のサポート
- グッズ購入の手伝い
- 筆談対応(聴覚障がいの方向け)
など、伝えれば案外スムーズに対応してくれることも多いです。
無理をしない!「途中休憩」や「早めの帰宅」もアリ
公演を全部見られなくても大丈夫。
自分の心と体を守ることが、次の“推し活”につながります。
「一部だけでも現地で楽しめた自分を褒めよう」そんな気持ちが大切です。
【同行者との連携】一緒に楽しむためのポイント

サポートしてくれる人と事前に打ち合わせ
推し活を安心して楽しむためには、同行者との連携がカギ。
体調の変化や、苦手なことを事前に共有しておくと、お互いに無理なく行動できます。
たとえばこんな話し合いが大切:
- 途中で疲れたときはどこで休む?
- グッズ列は一緒に並ぶ?
- 音がうるさいとき、どう伝える?
同行者にも楽しんでもらう工夫を
「自分がサポートしてもらう側だから…」と遠慮せず、一緒に楽しめる時間を作ることが、長く推し活を続けるコツです。
「ありがとう」の一言や、一緒に写真を撮るなど、小さな共有が思い出になります。
【発達・精神障がいの方へ】音・光・人混みの対策

感覚過敏に配慮したアイテムを持参
- ノイズキャンセリングイヤホン
- サングラスや遮光レンズ
- フードや帽子で視覚刺激を軽減
などを使うことで、会場の強い音や光を軽減できます。
パニックになりそうな時の「避難先」を決めておく
人混みや騒音がきっかけで体調が悪くなる前に、避難できる場所(トイレ・休憩所など)を確認しておきましょう。
会場スタッフにも「感覚過敏があり、静かな場所に案内してほしい」と伝えれば、案内してもらえることも。
【現地に行けなくても大丈夫】自宅でも楽しめる推し活

オンラインライブ・ライブビューイングの活用
遠征が難しいときでも、オンライン配信や映画館でのライブビューイングで「リアルタイムの臨場感」を味わえます。
自分のペースで見られるので体調管理もラク!
おうちを“推し仕様”にして楽しもう
- ペンライトを振る
- グッズを飾って応援空間をつくる
- 推し活友達とオンラインで感想会!
現地に行かなくても「好き」を感じる瞬間を楽しめます。
まとめ:推し活は、人生を豊かにする「力」になる
身体にハンデがあっても、心に不安があっても、「好き」という気持ちは自由です。
現地参戦はもちろん、おうちでも、自分に合ったスタイルで楽しめばいい。
障がいがあるからできない…じゃなくて、工夫すれば“できること”がある。
そんな前向きな気持ちで、これからも自分らしく推し活を続けていきましょう!