「自分には何もできない。」
障がいがあると、そんな気持ちになってしまうことがあります。
仕事が続かなかった。
人間関係がうまくいかなかった。
何度も失敗して、自信をなくした。
「どうせ自分なんて…」
そう思ってしまう人は少なくありません。
でも、本当にそうでしょうか。
今回は、凸凹村で生まれた一つのプロジェクトを通して
「人はきっかけ一つで変われる」というお話をしたいと思います。
きっかけは、一人の「本気」

凸凹村では、障がいのあるメンバー同士で、
障がいの課題を解決するためのプロジェクトを進めています。
その中で、村岡さん(通称:畑番長)
というメンバーがいます。
毎日のように畑へ行き、無農薬野菜の魅力を伝え、
畑を広めるために行動を続けています。
決して順風満帆ではありません。
断られることもあります。
思うように進まないこともあります。
それでも諦めずに活動を続けています。
その姿を見ていた人がいました。
「自分も何か作ってみたい」
その人は、障がいのある望月さんです。
実は望月さんは、農業についてほとんど知識がありませんでした。
野菜の育て方も分からない。
農家さんのことも詳しくない。
そんな状態でした。
でも、畑番長の姿を見て
「自分にも何かできることはないかな。」
そう考えたそうです。
そして思いついたのが農業について学べるホームページ
「農家ノート」を作ることでした。
分からないから、調べる
もちろん最初から作れたわけではありません。
知らない言葉ばかり。
専門用語もたくさん。
それでも、自分で調べる。
分からなければ聞く。
教えてもらう。
また調べる。
その繰り返しでした。
「農業を知らない人」が少しずつ知識を積み重ねながら、
一つのホームページを完成させていったのです。
大切なのは「やってみたい」という気持ち

障がいがあると、
「何ができるの?」
と聞かれることがあります。
でも、最初から得意だった人なんて、ほとんどいません。
大切なのは「やってみたい。」という気持ちです。
やってみたいと思ったから調べる。
調べるから覚える。
覚えるからできるようになる。
今回の農家ノートは、その積み重ねで完成しました。
「支援される側」だけじゃない
障がいがあると、どうしても「支援される側」と見られることがあります。
もちろん支援は大切です。
でも、それだけではありません。
誰かの役に立つこともできます。
情報をまとめる人。
デザインを作る人。
文章を書く人。
動画を作る人。
人を応援する人。
アイデアを考える人。
畑を耕す人だけが、農業に関われるわけではありません。
今回の農家ノートも、その証明の一つです。
「できること」ではなく、「やりたいこと」
凸凹村では、
「あなたは何ができますか?」
ではなく、
「何をやってみたいですか?」
を大切にしています。
やってみたいことがあれば、周りが応援する。
分からないことがあれば、一緒に考える。
一人では難しくても、みんなでなら前に進める。
そんな環境だからこそ、新しい挑戦が生まれています。
良い連鎖は、人から人へ
今回嬉しかったのは、ホームページが完成したことだけではありません。
一番嬉しかったのは、
一人の挑戦がまた次の挑戦を生んだことです。
畑番長が動く
↓
望月さんが刺激を受ける。
↓
農家ノートが完成する。
↓
それを見た誰かが「自分も挑戦してみたい。」と思う。
こうして挑戦が連鎖していく。
私は、この連鎖こそが凸凹村の一番の魅力だと思っています。
障がいの有無ではなく、「人」を見てほしい

障がいがあるからできない。
障がいがないからできる。
そんなふうに、人を決めつけることはできません。
障がいがあっても、学び続ける人がいます。
挑戦し続ける人がいます。
誰かの役に立ちたいと本気で考えている人がいます。
今回の農家ノートは、そのことを教えてくれました。
大切なのは、障がいがあるかないかではなく
「どんな想いを持って行動するか」なのだと思います。
おわりに
もし今、
「自分には何もできない。」
そう思っている人がいたら、この話を届けたいです。
最初からできる必要はありません。
農業を知らなかった人が、農業のホームページを作ったように、
小さな「やってみたい」が、大きな一歩になることがあります。
そして、その一歩は、きっと誰かの勇気にもなります。
凸凹村では、これからも
「誰かの挑戦が、次の誰かの挑戦につながる場所」
をつくっていきたいと思っています。
あなたの「やってみたい」が、誰かの未来を変えるかもしれません。
■関連プロジェクト

■望月さん作成の農家を学べる【農家ノート】

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