知的障がいでも楽しめる!クリスマスのパーティゲーム

凸凹村管理人

クリスマスパーティーは、ケーキやプレゼントだけではなく、みんなで笑い、動き、つながるゲームでさらに記憶に残る時間になります。

知的障がいを持つ人にとっても、「難しすぎない」「ルールが分かりやすい」「参加しやすい」ゲームは、安心・楽しい時間をつくる鍵です。

本記事では、知的障がいをもつ方とその家族・支援者・友人が一緒に楽しめる、クリスマスパーティー用ゲームを紹介します。
ルールの工夫、準備のポイント、動画やリンクも交えて、おうち・施設・地域どこでも使えるアイデアをお届けします。

ゲームを選ぶときのポイント

分かりやすさと参加しやすさ

知的障がいをもつ人がゲームに参加しやすくするためには、ルールが簡潔で、動作が直感的であることが重要です。
たとえば「どれだけ遠くへ投げる」ではなく「何色のボールを箱に入れる」など明確な目標があると安心です。

安全性と体力配慮

動きすぎたり、複雑な動きを必要とするゲームでは、疲れやすさ・転倒リスクが増えます。
椅子に座ってできるゲームや、声だけで参加できるゲームも検討しましょう。

ゲーム後の振り返り/共有タイム

ゲームが終わったあとは、「どのくらい嬉しかったか」「どうして楽しかったか」を言葉で共有する時間を持つと、参加した実感を味わえます。
支援者がその場を促す役を担うとさらに効果的です。

クリスマスパーティゲームアイデア4選

ゲーム1:サンタさんをさがせ!

演出:サンタ帽や赤いマフラー、サンタクロースの人形などを隠して「サンタさんを探してね」と呼びかける。隠れたものを見つけたらベルを鳴らすなど。
応用:チーム戦にし、「何個探せるか競う」。レベルに応じて隠す範囲や個数を変える。

ゲーム2:クリスマスの音楽にあわせて椅子取りゲーム

演出:クリスマスソングが流れている間に椅子のまわりを歩き、音楽が止まったときに椅子に座る。回数が増えるごとに椅子を減らしていく。
配慮:歩幅を小さめに、座る椅子は背もたれ・肘掛け付きにすると安心。
動画参考

ゲーム3:プレゼントボックスリレー

演出:紙箱などにラッピングをして、軽い「プレゼント箱」を手にしてリレー。箱を落とさず次へ渡す。
応用:箱の中に「次のチームは〇秒早く」などの指令カードを入れておくと笑いが出る。
配慮・工夫:箱は軽量・柔らかい素材。立つのが難しい人は座って参加。
参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=XfyoIrbI9Eo

ゲーム4:クリスマスクイズ

演出:サンタやトナカイの豆知識・クリスマスの歌・世界のクリスマス習慣などをクイズ形式で出題。
応用:難易度を調整して「絵で選ぶ」「音で聴く」など多様な形式に。
リンク参考:【クリスマスクイズ 全30問】簡単・子供向け!おもしろ雑学三択問題を紹介

準備と運営のポイント

準備:環境の配慮と道具の工夫

部屋の照明を少し落としてツリーライトを目立たせたり、音量を控えめにしたりすることで“楽しめる空間”を作れます。
参加者の特性(感覚過敏・疲れやすさ)を事前に把握し、配慮シートを用意するとスムーズです。

運営:役割分担とサポート体制

ゲームを始める前に司会・ルール説明・補助スタッフを配置すると安心です。
座席配置や移動ルートも整理しておくと安全性が高まります。

振り返り&フォロー:楽しかった思い出を共有

ゲーム後に「どれが一番楽しかった?」など感想を言える時間を入れましょう。
写真や動画を撮って後日参加者にシェアするのも良い方法です。

よくある質問

Q:どれくらいの時間がベスト?

クリスマスパーティーゲームは、疲れやすい参加者もいるため、1ゲーム5〜10分、全体で30〜40分程度が目安です。

Q:人数が少なくても楽しめる?

はい。3〜4人でもチーム分け(2人対2人)や交替制を使えば十分楽しめます。

Q:オンラインでもできる?

ZoomやLINEなどを使えば、クリスマスクイズなどはオンライン対応版が可能です。
カメラを使って景色を共有してもOK。

まとめ

クリスマスは「全員で楽しむ時間」です。
障がいがあっても、環境・ルール・道具を少し工夫すれば、誰もが笑顔になれるパーティーをつくれます。

ゲームの目的は勝ち負けではなく「一緒に楽しめたこと」「参加できたこと」が大切。
その価値を共有できれば、クリスマスはよりあたたかく、意味のある時間になります。

このガイドを、あなたのパーティー準備の手助けにしてみてください。

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