発達障がいのオーナーが築く『カオスガーデン』渋谷の新たなる境界なきオアシス

凸凹村管理人

発達障がいのある山田健太郎さん(42)が、昨年秋にオープンした「カフェ&バー カオスガーデン」(東京都渋谷区神南)が、クラウドファンディング(CF)でサポートを募っています。山田さんは「注意欠陥多動性障がい」(ADHD)と「自閉症スペクトラム障がい」(ASD)の診断を受けており、同じような障がいを抱える人々が遠方からも訪れる店舗です。

大人になってから発達障がいであることが判明

山田さんは、自身が大人になってから発達障がいであることが判明し、そのきっかけは自身の子供の診断でした。長男が小学校5年生の時に発達障がいと診断され、それがきっかけで自分も検査を受けたところ、ADHDとASDの診断を受けたのです。その後、大人の発達障がいとして扱われることが多いということを知り、自らの体験をもとに店舗を立ち上げました。

「境界のない場所」

店名の「カオスガーデン」は、「境界のない場所」という意味を込めています。誰もが歓迎される、線引きのない場所を提供したいとの想いから、この名前が選ばれました。店舗は、渋谷の賑やかな街並みの中にあり、カラフルでアットホームな雰囲気が特徴です。

雑貨店やコミュニティースペースとしても発展を狙う

山田さんは、子育てとの両立を図るため、営業は週末の昼間に限定されています。将来的には、NPO法人としての活動も視野に入れ、カフェだけでなく、雑貨店やコミュニティースペースとしても発展させていきたいと考えています。山田さんは、「同じような悩みを抱える人々が安心して訪れられる場所を提供し、社会に貢献したい」と語っています。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディング(CF)は、インターネットを通じて資金を集めるための仕組みです。通常、起業家やプロジェクトの発起人が、自身のアイデアやビジネスを実現するために資金を必要とします。クラウドファンディングでは、そのような個人や団体がインターネット上で自身のプロジェクトを紹介し、一般の人々から小額の寄付や投資を募ることができます。

クラウドファンディングの主な特徴は以下の通りです。

  • オンラインプラットフォーム上での募集

クラウドファンディングは、専用のウェブサイトやプラットフォームを通じて行われます。そこでプロジェクトの説明や目標金額、報酬の提供などが公開されます。

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